冬は北西風が強い日が多くなります。強風は軽いルアーを使うアジングやメバリングなどのライトゲームにとっては大敵となりますが、冬はメバリングがとても楽しめる時期ですし、初冬はアジングも面白い時期です。今回は風向きと狙うべきポイントについてのお話です。
アジングやメバリングなどのライトゲームに風は大敵
風が強い時はアジングやメバリングなどのライトゲームは釣りがしにくいです。向かい風で釣りをすると軽いジグ単（ジグヘッド単体）などは全然飛ばないです。逆に追い風となるような向きで釣りをすればルアーの飛距離も伸びます。そのため普通に考えると強風の時は追い風となるような向きで釣りをすればアジングやメバリングなどのライトゲームが成立すると考えてしまいますが、これが本当に正解かというと正解ではない場合があります。風向きと風速によって狙うポイントをよく考える必要があります。
追い風でライトゲームをする時の注意点
風向きと風の強さや地形などによりベイトが集まる場所は違います。たとえば堤防で追い風になるように釣りをする場合、堤防が風よけとなり風があたらない足元付近にベイトが集まっている可能性が高いです。追い風によってジグ単の飛距離を伸ばすことができますが、飛距離のいらない足元付近を狙ったほうが一番反応が良いことが多いです。
沖にベイトがいる場合もありますが、ジグヘッドの飛距離が追い風で伸びても、それ以上の沖にベイトが流されてジグヘッドが届かない可能性も高いです。
また、追い風で釣りをする場合は風でラインがあおられてジグヘッドも浮き上がりやすくなるので、普段よりも上のレンジ（水深）を通している可能性が高いので注意が必要です。追い風で釣りをする時は、いつもより少し重めのジグヘッドを使うことでジグヘッドが浮き上がるのを減らせます。
向かい風でのライトゲームは風速次第
向かい風で釣りをするのは風速次第です。アジングやメバリングなどのライトゲームでは軽いルアーを使うため、あまりにも風が強すぎて前に投げても戻ってくるような状況では向かい風で釣りをすることは不可能です。しかし飛距離は出ないがジグ単を投げることができるくらいの風の場合、向かい風で釣りをする価値はあります。風によって足元付近にベイトが寄せられている可能性が高いからです。この場合はベイトが集まっている足元付近だけを狙えば良いので、飛距離を気にする必要はまったくありません。そのため向かい風でジグ単を遠くに投げることができなくても問題ありません。大型が釣れたり数釣りを楽しめることもあります。
アジングやメバリングなどのライトゲームにとって風は大敵ですが、風の強さと風向きによって狙う場所を考えて釣りをすれば思わぬ好釣果になることもあります。特にメバルの場合、冬に強い北西風で釣りにならないような日が多い場所に風が弱いタイミングに入って釣りをすると大型のメバルが釣れる確率が高くなります。
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