フロートリグはアジングやメバリングなどのライトゲームでは、遠くのポイントを狙うための定番の釣り方です。アジがジグ単などでは届かない場所にいる場合はこれがないと釣果につながりません。今回はアジングでのフロートリグでの釣り方についての解説です。
アジングで使うフロートリグの種類
フロートリグは、いわゆる飛ばしウキを付けたリグです。フロートリグといってもフロート（飛ばしウキ）には水に浮くフローティングだけでなく沈むシンキングタイプのものもあります。フロートの付け方もいくつかあり、一般的なラインがフロートの中を通る遊動タイプのフロートリグ、タイディのようにラインに後付けできる固定タイプのフロートリグ、シャローフリークのようにエダスにフロートを付けるタイプのフロートリグがあります。
【遊動タイプ】
遊動タイプはフロートがラインに固定されていないためアタリがわかりやすいですが、ライントラブルになりやすいデメリットもあります。
【固定タイプ】
固定タイプは後付けできるためジグ単から変える時にラインを切らずに簡単にリグを変更できライントラブルもしにくいというメリットがありますが、フロートが固定されているためアタリがわかりにくく、アジも違和感を感じやすいというデメリットもあります。
【Fシステム】
エダスに結ぶタイプはアジングの名手である藤原真一郎さんが考案したリグでFシステムと呼ばれています。Fシステムはアタリがわかりやすいうえにライントラブルも少ないのでお勧めのフロートリグです。エダスはＰＥラインとショックリーダーを結んだ時のリーダー側の余分な部分を切らずにそのままエダスとして使います。
アジングでフロートリグの出番となる状況
アジングでフロートリグが活躍するのは、もちろんジグ単などでは届かないポイントを狙う時です。特に沖の表層付近を狙う場合はフロートリグしか方法がありません。重いフロートを使ったほうがもちろん飛距離が出ますが、そのフロートを投げることができる適合ルアーのアジングロッドを使う必要があります。パワーのあるロッドほどフロートリグの釣りがしやすいですが、その分ジグ単などの繊細な釣りはやりにくくなります。
フロートリグに適したアジングタックル
フロートリグには7フィート以上のアジングロッドで、フロートも重いものがあるため、ある程度重めのものを投げることができるアジングロッドがお勧めです。
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リールはライトゲームで定番の1000番やC2000番でもできないことはないですが、できればC2500番や2500番クラスを使ったほうがフロートリグの釣りをしやすいと思います。
新製品のソアレXRならフロートリグにはC2500番が使いやすいと思います。
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ラインもPE0.3号前後にフロロ3ポンドくらいのショックリーダーという通常のアジングよりパワーのあるものを使います。
フロートは自分が使うロッドで投げることができるものを使います。アジが表層にいるとは限らないので、フロートはフローティングだけでなくスローシンキングやファーストシンキングなどのフロートも用意しておくと良いと思います。
ジグヘッドは1グラム以下の軽いものがお勧めです。
上記が基本的なフロートリグ用のアジングタックルですが、4グラム以下の軽いフロートも存在します。そのような軽いフロートを使う場合はスプリットやダウンショットで使うようなタックルでも可能です。
フロートリグでのアジの釣り方
アジングでのフロートリグの釣り方は、タダ巻きとドリフトが基本となります。
【タダ巻き】
タダ巻きの釣りは、フローティングのフロートを使う場合は、フロートが着水したらゆっくり一定の速さでリールを巻くだけです。シンキングのフロートを使う場合は、狙うレンジ（水深）まで沈め、狙うレンジをキープしながら一定の速度で巻いてきます。
【ドリフト】
ドリフトは潮の流れに乗せて流していく釣り方で、リールを巻くのは糸フケを取る時くらいです。プランクトンなどがたまる場所にルアーを送り込むようなイメージです。
アジングではジグ単が最も人気がある釣り方だと思いますが、ジグ単では届かない場所にアジがいる時もあります。そんな時はフロートリグで狙わなければ釣れないので、フロートリグの準備もしておいたほうが良いですね。
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